球根の植え付けの基本
球根は、”春植え球根”と”秋植え球根”の2つに大別されます。春植え球根は、暑さに強く、寒さに弱い性質を持ち、秋植え球根はその反対の性質を持っています。
代表的な春植え球根は、ダリア、グラジオラス、カラー、カンナ、アマリリス、サンダーソニア、ネリネなどで、秋植え球根は、チューリップ、スイセン、ヒヤシンス、ユリ、クロッカス、ムスカリ、アネモネなどがあります。
それぞれの性質に合った管理と植え付けに適した時期を守ることで球根は生長します。また、球根の種類によって植え付ける深さも異なります。下記の表を参考に、植え付けを実践しましょう。
| 植え付けの深さ | |
| 1cm | オキザリス1~2cm |
| 2cm | クロッカス2~3cm |
| 4cm | スノーフレーク2~4cm/アネモネ2~4cm |
| 6cm | ラナンキュラス4~6cm/ムスカリ4~6cm |
| 8cm | フリージア6~8cm |
| 10cm | クラジオス8~15cm/カンナ8~15cm |
| 12cm | チューリップ5~12cm/スイセン5~12cm |
| 16cm | ヒヤシンス10~12cm/ユリ10~15cm |
球根の植え付け

球根の植え付けにも、”庭植え”と”鉢植え”の二通りがあります。それぞれの植え付け方を見ていきましょう。
庭植え
1,およそ2週間前までに、緩効性肥料を施して表面を平らにならし、土作りを終わらせておく
2,種類に合った深さの穴を掘り、球根2個あき間隔で上下を間違えないように、植え付ける
3,植え付け後、たっぷりの水を与えて完了
鉢植え
1,苗よりひと回りほど大きい鉢に鉢底ネットを敷いて、1/10ほどの鉢底石を入れる
2,自作の土か市販の草花用培養土を適量入れる
3,その上に、球根を1個あき間隔で、上下を間違えないよう置く
4,ウォータースペースをとって用土を足したら、軽く手でおさえる
5,植え付け後、鉢底から水が流れ出るまで水をたっぷり与える