前Lessonで、コンテナガーデニングの普及によって、住空間を考慮したガーデニンググッズ(道具)が進化を遂げているというお話をしました。
現在は、機能性の高いものやユニークなデザインのものなど、バラエティに富んでいて、選ぶだけでも楽しいガーデニンググッズですが、まずは基本道具を押さえましょう。
扱う植物などによって使用する道具は多少異なりますが、まずは基本をおさえて、上手に使いこなせてこそプロのガーデナーです。
これだけは揃えたいガーデニングの基本道具
スコップ
用途:土作りにおける掘る、耕す、すくうなどの作業に用いられる。
選び方:丈夫さで選ぶなら材質はステンレスがおすすめ。硬い土に突き刺して掘り起こすなど、力を入れる作業を想定して柄と刃の接合部は頑丈なものを選びましょう。

ジョウロ
用途:植物に水をかける時に用いられる。
選び方:ジョウロは水を入れると重くなるので、軽くてさびにくいプラスチック製がおすすめ。はす口と水さし口が取り替えられるタイプなら、1台で水やりとシャワーができて便利です。注水口が本体よりも長いジョウロを選べば、注水口から水がこぼれてしまうのを防げます。
使用ポイント:狭い範囲に水やりをするときは、はす口を下向きに。広い範囲に水やりをするときは、はす口を上向きにして左右に振るようにして水やりする。また、はす口を上向きにすると水がやわらかく出るので、幼い苗などに水やりをするときも安心です。
株元などに集中して水やりをするときは、はす口を外してゆっくり水をかけましょう。

ハサミ
用途:植物を切るときに用いられる。
種類:ガーデニングで使用する基本のハサミは、万能バサミ・剪定バサミ・刈り込みバサミの3つに分類されます。
- 剪定バサミ_剪定や切り戻し、ちょっとした刈り込みなど、ガーデニングの基本作業に用いる利用範囲の広いハサミです。利用頻度が高いので、切れ味が良く、手になじむサイズを選びましょう。
- 万能バサミ_花がら摘みや※切り戻しなど、細かな「切る作業」に向いている。刃先が細く、よく切れるものを選びましょう。
- 刈り込みバサミ_生け垣や植え込みの※刈り込みに使用します。しっかりグリップできる軽量タイプのものを選びましょう。
※切り戻しとは、樹木の枝や草花の茎を切り取る作業を指す。
※刈り込みとは、剪定と違い、単純に高さや幅などの外形を整える作業を指す。

ガーデン手ぶくろ
用途:土いじりのとき、手荒れやケガを防ぐために用いる。
選び方:ガーデン手袋には、布や革、ゴム、ビニールなどの素材がありますが、理想的には濡れた土をいじる場合など、作業に合わせて2種類揃えておくと便利です。

ガーデンエプロン
用途:汚れやケガを防ぐほか、ポケット付のエプロンはガーデニングツールや小物を入れておくのに便利です。
選び方:綿100%素材のエプロンはケガ予防になり、洗濯にも強く耐久性に長けています。スマホやペン、プランツタグなどが収納できるポケットの多いエプロンは使い勝手が良いです。また、夏場などは、通気性の良い麻素材のエプロンなどを選ぶと良いでしょう。

ブーツ
用途:土いじりのとき、汚れやケガを防ぐのに便利。
選び方:基本は膝丈ロングブーツで、軽量且つ動きやすいものを選択。花がら摘みなどちょっとした作業用にショートブーツを揃えておくのも良いです。
